博多の「味」
かしわめし
福岡県の郷土料理として有名な「かしわめし」。 おばあちゃんの家で出てくるような、懐かしくほっとする味。
咲耶の「かしわめし」は食材や調味料は国産のものだけを使用し、中でも鶏肉や醤油は九州のものにこだわっています。
九州で好まれてきた「甘くて濃い」味付けをそのままに、昔から慣れ親しまれてきた日本の味をお愉しみいただけます
九州地方では鶏肉のことを「かしわ(柏)」と言います。 現在の食用鶏の羽色はほとんどが白色ですが、昔の日本在来の鶏の羽色は茶色でした。 その色が「柏」の落葉の色に似ていることから「かしわ」と呼ばれるようになったと伝わっています。 「鶏肉」として私たちがイメージする白い鶏と、「かしわ肉」と呼ばれる茶色の鶏は種類が違うのです。
日本では古来より家畜を獣肉食とする習慣はなく、特に仏教伝来以降は獣肉食がタブーとされてきました。 しかし、美食に飽くなき探究心を持つのも日本人の特徴の1つ。 美味しいものが食べたい人々はタブーとされるさまざまな肉に名前をつけ、こっそりと食べていたのです。 鶏はかしわ。馬は。猪はボタン。鹿は紅葉。 風流な名前の数々に、昔の人々がどれだけお肉が好きだったか、容易に想像できます。
九州の郷土料理は「甘くて濃い」味付けが特徴。 そこには江戸時代の歴史的背景に理由があります。
鎖国中、九州長崎の出島でオランダとの交易を始めたことにより砂糖が持ち込まれました。 そのため、当時とても高級だった砂糖やフルーツが九州では手に入りやすく、醤油の塩辛さを和らげるために醤油に砂糖を入れ始めたといわれています。
かしわめしは博多で根強い人気を誇る郷土料理です。

咲耶では「鶏のうまかもん御膳」でお愉しみいただけますので、ぜひご自宅でご堪能ください。
かしわめしが楽しめる
【博多】鶏のうまかもん御膳