京都の「味」
ずいきの炊いたん
みなさんは「ずいき」を食べたことがありますか? 肉厚な「ずいき」を嚙んだ時のシャキッとした食感とさっぱりとした味わい。京料理に欠かせないおばんざい「ずいきの炊いたん」をご紹介しましょう。
里芋やハスイモの葉柄(葉と茎の間の部分)のことで、初夏から夏にかけて収穫されます。 酢との相性が良い事や、綺麗な薄紅色であっさりとした食味が夏の食卓を彩ります。 特に京都では伝統野菜である「えびいも」の葉柄もずいきとして食されていて、おばんざいに欠かせない京料理に馴染みの深い食材です。
北野天満宮で、10月1日から5日間、「ずいき祭り」が行われます。 菅原道真公が大宰府で彫られた木像を持ち帰ってお祀りし、秋の収穫時に野菜や穀物をお供えして感謝を捧げたことが始まりと伝わっています。
この祭特有の「ずいき神輿」は一風、違っています。 神輿は西ノ京地域で収穫した「ずいき」が屋根に葺かれ、麦、赤ナズなど様々な農作物がふんだんに使われ、色鮮やかで独創的、インパクトがあります。 精巧な作りのこの神輿は、なんと手作り。4日の還幸祭の巡行を待つ間、御旅所で神輿を見ることができます。
「ずいき」を食べると血をきれいにすると伝わっており、出産後に必ず食べる料理の一つとして知られています。 実際「ずいき」はミネラルやたんぱく質を含み、サポニンが含まれることから、血中のコレステロールを分解すると言われています。 少し涼しくなったころの祝いや人寄せの時に必ず作るおばんざい「ずいきの炊いたん」を是非"咲耶"のミールキットで。
ずいきの炊いたんが楽しめる
【京都】京のおばんざい御膳