名古屋の「食材」
八丁味噌

名古屋で親しまれている「八丁味噌」。
ほかの地域にない濃厚でコクのある味わいは愛知県の食文化を象徴しています。
その歴史は
江戸時代初期まで遡り、300年以上もの間、人々に愛され続けているのです。

八丁味噌は、大豆の旨みが濃縮された
濃厚なコクとほのかな酸味、独特の渋味や苦みが特徴です。
濃い色をしているので辛口というイメージがありますが、実は
塩分はほかの味噌よりも少なめ。
一般的な味噌の熟成期間は半年〜1年ですが、八丁味噌は2年で、長期間熟成により塩の角が取れ、
まろやかで旨みの強い味わいを楽しめます。
名古屋で長く親しまれている八丁味噌は、名物である味噌カツやどて煮など様々な料理で使われており、濃厚なコクが食材の旨味を一層引き出してくれます。
そのまま味噌汁で味わうのはもちろん、肉や魚の臭みをとる効果があるため、サバの味噌煮などにもおすすめ。
たくさんの料理で活躍する八丁味噌は、東海地方の家庭料理には欠かせない存在となっています。

愛知県は
健康長寿の街であるといわれています。
全国の健康寿命ランキングでは常に上位に位置し、以前テレビで話題になりました。
その際、秘訣として取り上げられたのが
八丁味噌。
そもそも味噌には
抗酸化作用があり、ガンや動脈硬化を予防する食品として有名ですが、八丁味噌はそれらに加え、コレステロールの低下や糖尿病を予防する「
メラノイジン」という成分が多く含まれています。
また、塩分量は低いのに味がしっかりしていて出汁がいらないため、つい塩分を摂り過ぎてしまう現代人の味方となってくれます。
美味しく健康になれる八丁味噌は、愛知県民の元気を支える特産品です。
長い歴史の中で愛され続けているのは、美しく人々の健康を支え続けているから。
咲耶の「名宝ひつまぶし御膳」では八丁味噌を使った「煮味噌」をご用意しています。
具材に味がしっかりと染み込んだコク深い味わいをぜひご堪能ください。
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